若い同僚との関係

定年を迎え再雇用を選択し、同じ職場で働く場合、人間関係では上司との関係もそうですが、同じ部署で役職を持たない同僚との関係の方がギクシャクとする可能性が高いと思います。特に若い20~40代の役職を持たない同僚との関係を悩むかもしれません。

定年前は彼らからは、あなたは「職場の先輩」と相対的に「上位」に位置づけられていましたが、再雇用となった途端に「下位」に位置づけられます。役職を持たない同僚達が、その意識を外に出さなければ問題は発生しませんが、態度やコミュニケーションの場に現れます。再雇用者は、役職を持たない同僚とのコミュニケーションで自分の位置に悩みます。

これから再雇用を選択される方におすすめしたいのは、「役職や指示命令系統での自分のランキング」ではなくて、「実力の自分のランキング」を意識すると良いと思うのです。自分のメンタルを守ることになります。

例えば、働く組織内で「クレーム処理だったら、私は上位から2番」「伝票入力だったら、私は一番下」という具合に客観的に業務別にランキングします。日頃からそのランクを意識するのです。クレーム処理であれば、「教えてあげる立場」になるし、伝票入力であれば「教わる立場」になります。毎日の仕事の中で場面ごとに自分の立場を意識することで、自分の中ではすっきりするはずです。

役職を持たない同僚と再雇用者の関係の問題はとても複雑です。これで解決とはなりませんが、自分の内面だけでもすっきりさせてはいかがでしょう。

タイトルとURLをコピーしました