プライドを再構築

60歳を過ぎての就職活動でよく言われているのは、いらないプライド、無意味なプライドを捨てるべきであるとされています。採用前に面接や応募書類で判断されることですので、実際には、いらないプライドを持っているという「疑い」だけでも面接官に持たれたら就職活動はアウトです。

実力とプライドがズレてしまう原因は、前職の地位や給与から高いプライドを持ってしまうことです。「前職の地位や給与が自分の実力である」と考えることが、いらないプライドを作り出します。

就職活動を始める前に「自分の棚卸しをしましょう」と言われますが、多くの場合、棚卸しする内容はスキルや経験のことを指します。私はもっと内面の奥底にある「自信」や「プライド」について棚卸しをオススメします。今持っている自信は何が裏付けになっているのでしょうか?自信の裏付けが言葉にできず、漠然としてたら、その自信は労働市場では役に立ちません。

例えば前職で1000万円もらっていたら、それが自分の実力と合った年収であったのかを自問すると良いでしょう。恐らく自問は辛いものになるはずです。大きな会社だったから1000万円もらっていたのではないでしょうか?バブルの時代に昇進したので1000万円もらっていたのではないでしょうか?と辛い質問を自分にぶつけるのです。

自分自身を客観視して自信やプライドを再構築してから、就職活動に臨むべきだと思います。

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