漠然とした不安への対処

私の周りには、かっこ良く働く中高年がいます。彼らがかっこいいのは、能力に自信を持って仕事をして、明るく元気で愚痴を言わないところかなと思います。身だしなみもきちんとして、清潔感がある60代です。そのかっこいい中高年との会話は楽しく、毎回勉強になるような考え方を披露してくれたりとお会いするのが楽しみです。

愚痴を言わないという点は、私達の年代では重要なことだと思います。(時々の愚痴は良いでしょう)この年齢になると自身の健康や介護が必要な家族や老後のお金のことなどが降りかかってきて、「漠然とした不安」が迫ってきているはずです。「不安」が迫っているのに愚痴を言わない人たちは、「不安」に対して上手に対処している人たちだと思います。上手というのは、「不安」の中身を冷静に見つめて、今やること、将来やることを明らかにして、一人で解決できない問題を相談できる友人を持っています。この対処方法が仕事への良いモチベーションにも繋がっているようです。

一方で職場で愚痴る人の話題は、上司、同僚などの人に対することや、職場の待遇に対することです。これらは「漠然とした不安」に押しつぶされそうになって、今の状況を誰かの責任にして愚痴ることで「不安」を和らげているのではと想像します。ただ、「不安」は和らぎますが、問題解決にはならず、愚痴は新たな問題を引き起こす可能性もあります。

漠然とした不安への対処方法の違いで、明るく過ごせるか否かが決まるようです。

タイトルとURLをコピーしました