中高年がマルチタスクを苦手とする理由と克服方法

50~65歳のキャリア
The adult Asian man on the white background.

近年、職場ではマルチタスク能力が求められる場面が増えています。しかし、中高年になると「若い頃のように、あれもこれも同時にこなせない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、仕事中に「もう限界…」とため息をついてしまうことがあります。

加齢に伴い、脳の前頭前野の機能が低下することで、記憶力や注意力の低下、計画立案や問題解決のスピードの減少などが起こりやすくなります。つまり、若い頃と同じように仕事をしていても、どうしても速度や正確性が低下してしまうのは自然なことなのです。

しかし、年齢を重ねても、仕事の質とスピードを維持することは可能です。大切なのは、年齢に合わせた仕事のやり方に柔軟に変化させていくこと。日々の業務の中で、常に改善と工夫を心がけましょう。

マルチタスクをシングルタスクに変換する

マルチタスクが求められる職場では、思い切って発想を転換し、マルチタスクを「シングルタスクの連続」に変換してみましょう。周囲にはマルチタスクをしているように見せかけつつ、自分の中では複数の仕事を一つずつ順番に片付けていくイメージです。

具体的には、以下の方法が有効です。

  1. 時間で区切る:
    • 仕事Aと仕事Bがある場合、それぞれの作業時間をあらかじめ決めておきます。
    • 「10時まではA、10時から11時まではB、11時からは再びA」というように、時間帯ごとにタスクを割り当てます。
  2. 集中力を維持する:
    • できるだけ細切れ作業は避け、ある程度のまとまった時間でタスクに取り組むようにします。
    • タスクを頻繁に切り替えると、認知的な負荷が大きくなり、疲労やミスの原因になります。
  3. タスクの見える化:
    • タスクの進捗状況を視覚的に把握できるように、タスクリストや進捗管理ツールを活用しましょう。
    • タスクを完了するごとにチェックを入れることで、達成感を得やすくなります。

年齢を重ねると、若い頃のようなスピードで仕事ができなくなるのは当然のことです。しかし、シングルタスクに変換することで、仕事の進捗を明確に把握でき、達成感を感じながら効率的に業務を進めることができます。

年齢を重ねることは、決してデメリットばかりではありません。長年の経験で培われた知識やスキルは、若い世代にはない強みです。年齢を重ねたからこそできる仕事のやり方を見つけ、充実したキャリアを築いていきましょう。


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