中高年が職場で輝くために。「こだわり」を捨て、変化を受け入れる

50~65歳のキャリア

中高年が職場で「変化を嫌う」と評価されることは、残念ながら少なくありません。その大きな要因の一つが、「こだわり」の強さです。例えば、ペーパーレス化が進む職場で、紙のワークフローに固執してしまう。長年の経験で培われた「やり方」への自信が、時に変化への抵抗を生んでしまうのです。

しかし、再就職や転職で新しい職場に溶け込むためには、自身の「こだわり」に気づき、柔軟に修正したり、時には思い切って手放すことが不可欠です。

とはいえ、新しい職場で早々に「こだわり」を指摘されることは稀でしょう。だからこそ、日々の自己チェックが大切です。仕事終わりの帰り道、少し時間をとって、その日の自分の行動や発言を振り返ってみましょう。「もしかして、これは自分だけのこだわりだったかもしれない」と気づく瞬間があるかもしれません。

私自身の「どうでもいいこだわり」についてお話します。若い頃、先輩から「営業資料に赤い文字を使うな」と教えられ、それをずっと守ってきました。理由は、赤字やキャンセル伝票を連想させ、縁起が悪いから、というものでした。それを信じ、私は頑なに赤い文字を避けてきたのです。

ところが先日、職場の若い同僚が営業資料に赤い文字を使っているのを目にしました。「注意すべきか、それとも何も言わないべきか」。私は葛藤しました。そして、ついに「赤い文字は使わない」という長年の「こだわり」を手放すことにしたのです。

自分が「正しい」と信じてきた発言や行動を客観的に見つめ直すのは、簡単なことではありません。しかし、新しい職場で周囲と良好な関係を築き、活躍するためには、このような変化を受け入れる姿勢が不可欠です。

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