理不尽な扱いをスルーする技術

定年年齢を超えて働いてると理不尽な扱いをされることも多いのではないでしょうか?
礼を欠いた会話であったり、舐めた態度で対応されたりと若い人たちと働いていると気に触るようなことが度々起きます。私も定年後の転職直後に理不尽な扱いを受けて、そのたびにカチンとくることがありました。若い正規雇用者と高年齢の非正規雇用者がいる職場には、よくあることではないでしょうか?
私の経験ですが、半年ほど経過すると慣れてきます。「またか」と諦めた感じで、やり過ごすことができてきました。起きるたびにカチンと来ていたら、ストレスを感じていたと思いますが、「スルー」することを習得したのでストレスも軽減できていると思います。
一昔前、正社員だったころには、年長者は若い人たちを躾る責任がありましたので、若い社員の態度を叱ることが業務範囲でした。まずはその業務範囲が自分にはないことを自覚すべきでしょう。
「スルー」できるようになったもうひとつの要因は、揉め事が発生したときのベテラン女性社員の言葉でした。あるとき、「みんな若い人が好きなのよ」と職場でつぶやいたのを聞いてからです。つぶやきというにはボリュームが大きく職場の管理職にはっきりと聞こえるような発言でした。理不尽なことが起きたとき私も心のなかで「みんな若い人が好きなのよ」とつぶやくことにしています。
みんなが若い人が好きなので、若い人が悪くても、躾がなってなくても、甘い意識を持っていたとしても、許される。その職場の習慣であり、いま起きていることをスルーするのです。
間違っても「職場の習慣」と戦ってはいけません。

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