営業経験者のシニアの転職

61歳の私には「営業経験があるが、資格は何も持っていない。」とぼやく友人が多くいます。
私は専門商社に勤めていたので周囲は、このような人で占められています。私も昔は、売れないセールスマンでした。

多くの営業経験者、特に飛び込み営業経験者は、60歳を超えても頭を下げることを何とも思ってません。言い過ぎかもしれませんが、自分に責任がなくてお詫びしたりできます。営業経験がない人が苦労する、気が重くなるような対人的な業務をあっさりとやってしまいます。

営業経験は大きな武器だと考えて良いでしょう。残念なのは、シニア世代の転職では、営業経験があるからと言って、特定の仕事に就けるわけではありません。就職活動で有利ということもありません。

ここで申し上げたいのはシニア世代の就職活動で「営業経験をアピールせよ」ではなくて、「人と接する仕事を選ぶと良いのでは」ということです。機械やパソコンを相手にするような仕事ではなくて、「案内」「対応」「受付」「接遇」「説明」というような単語が含まれる求人票をチェックすると良いと思います。

営業経験は「資格」ではありませんが、営業経験者は「コミュケーションのプロフェッショナル」です。物事を人から聞く、人に伝えることで給料をもらっていたのです。少しだけ自信を持って就職活動することをお勧めします。

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