「上司が細かすぎる!」と感じたら?見直すべきは“ズレ”かも

「うちの上司、本当に細かいところまで指摘してくるんだよね…」

職場では、そんな不満をよく耳にします。たしかに、細かすぎる上司に嫌気がさし、「もう合わない!」と仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

もちろん、なかには本当に異常なほど細かい上司や、嫌がらせ目的で細かく圧力をかけてくる上司、残念ながら人間的に問題がある上司も存在します。

しかし、「うちの上司は細かすぎる!」と決めつける前に、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。

「電話の保留時間」だけじゃない?見えていなかった“ズレ”

例えば、こんなケースがありました。

50代後半の男性社員が、上司から「電話の保留時間が長い」と何度か注意を受けていました。彼は上司のいないところで、「うちの上司、本当に細かいんだよな…」と愚痴をこぼしていました。

しかし、周囲から見ていたところ、彼と上司の間には、もっと大きな“ズレ”があるようでした。それは、単なる電話の作法の違いではなく、仕事に対する概念や価値観のレベルでの違いだったのです。

上司は「お客様の貴重な時間を奪うことは許されない」という強い信念を持っていました。だからこそ、保留時間の長さに敏感だったのです。

一方、男性社員は上司の注意を、ただ単に「電話の保留時間」という表面的な問題としてしか捉えていませんでした。お客様や取引先に対する姿勢そのものに、両者の間に大きな隔たりがあったのです。

そのため、男性社員が上司の価値観とズレた行動をするたびに、上司は細かく注意せざるを得ませんでした。これは、お互いにとって不幸な状況です。

このケースで重要なのは、男性社員が注意された表面的な事柄にとらわれず、もっと大きな原因に気づく必要があったということです。そして、上司にも、部下に自身の考えを十分に伝えられていないというコミュニケーション不足がありました。

「細かい上司」と決めつける前に、視野を広げてみよう

もしあなたが上司から細かく注意されたら、すぐに「うちの上司は細かい!」と決めつけるのではなく、まずは自分と上司の間に大きな“ズレ”がないか、視野を広げて考えてみてください。

もしその“ズレ”に気づき、上司の考えが正しかったなら、それはあなたにとって学び直しと成長の絶好のチャンスです。

上司の言葉を、単なる小言として片付けるのではなく、自分自身の成長の糧として捉えることができれば、仕事はもっと楽しくなるはずです。

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