60歳 体力が落ちてわかること

私の周りで、再雇用で働く同年代は、フルタイムで従事している人が多いようです。フルタイムの彼らを思うとき、少し心配なのは、身体です。60歳を超えれば、体力は落ちる一方です。小さな病気を抱えている人も多いでしょう。

一方、会社や職場によっては、再雇用ではフルタイムで働けないケースもあるようです。再雇用は、週に24〜32時間程度の時給制だそうです。その会社で定年が近くなる年齢の社員から「この再雇用の稼ぎではやっていけない」という声を聞きます。彼らが「稼ぎが足りない」と考えるのは、フルタイムの収入とパートタイムの収入を相対的に単純比較をしてしまうからだと思います。体力のあるうちの考え方だと思います。

このような彼らのパートタイム再雇用の相談を受けると、私は「体力が落ちるから週3〜4は良い条件だと思いますよ。社会保険もあるし」とは伝えるのですが、体力のあるうちはパートタイムは、なかなか納得できないようです。体力が落ちて初めてわかる話かもしれません。

業務内容や人間関係などの職場環境を別として考えると、パートタイムの再雇用は、社会保険制度に守られた健康的な働き方のひとつだと思います。

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