態度は能力のひとつ

私が新卒で入社した会社で、研修で役員の方が「態度は能力である」と言っていました。その話を聞いて、若い時の私には、心に響かなかったようです。しかし40年ほど経った今になってその役員の話を思い出すようになりました。人と人のコミュニケーションの場面で「態度」は大きな要素であることを最近は感じ、思い出すようになったのだと思います。

転機を迎える中高年は最優先で、「態度」をセルフチェックして悪い部分は修正することをおすすめします。転職で面接を受けるとき、役職定年や再雇用になって新しい立場で職場に溶け込むとき、転職して新しい人間関係を築くとき、「態度」は重要だと思うのです。中高年が面接で不採用になったり、職場での人間関係でのトラブルは「態度」が起因となることが多いのではないでしょうか。

長く慣れきってしまった生活から、無意識の部分を「態度」として、体が勝手に表現してしまいます。とても怖いことですが修正はできるはずです。

表情、姿勢、視線は、いくらでも修正できて、直すのにコストもかかりません。態度の悪い中高年の悪いサンプルは街にあふれています。「あのようにならないようにしよう」と決意し、実践するだけでも良いでしょう。態度を向上させればコミュニケーション能力が向上します。良いことばかりです。

転機を迎えなくてもマスクを外す場面が多くなってきた今こそ「態度」の修正について考えてみるのも良いと思います。

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