若い人には負けましょう。

まだまだ、若い者には負けないと考えている50、60歳代の方へ質問です。本当に負けてないですか?50、60歳代の方を見下す意図はございません。自己理解のお話です。「若い人に負けている」と考えたほうが楽だと思うのです。
若い同僚と比べて、もちろん勝っている点はあるかもしてませんが、負けている点がまったくないと考えるのは現状が把握できていないかも知れません。体力だけでなく、仕事上で使う能力は若い時より衰えているはずです。若い時の自分と比較するといろいろな面で時間がかかっていたりミスが増えたりしてないでしょうか。
例えば、一枚の書類を読む時間でも、老眼鏡をカバンから出している時点で、スピードで若い人に負けています。特にスピード面では細かい部分を足していくと随分負けているはずです。
「若い者には負けない」と裏付けのない自信は、仕事探しでも、職場に溶け込む際にも不要なものです。ストレスを呼び込むし人間関係で問題を起こします。
これからは、「若い人に負けている」と思う方が楽です。負けてるから、この時給、負けてるから、この扱いと考えられます。無理に自分を卑下する必要はありませんが、労働市場での「今の自分」の価値を正しく理解するこが、仕事探しにも、新たな職場への順応する際にも必要です。

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