いらないプライドって何?

50~65歳のキャリア

中高年は「いらないプライドを捨てましょう」と中高年の転職(再就職)のコツみたいな書籍やウエブサイトで見られます。雇う側は「プライドが高い中高年」は使いづらいと考えています。
中高年の多くは自分に「いらないプライド」があるとは思っていません。59歳の私もそうです。気づけないのに捨てろと言われても捨てようがありません。気づいたとしても「はい、わかりました」と一日で簡単に捨てられるものでしょうか?

転職の面接のときのことです。「前職ではどのような仕事をしてましたか?」と質問に応えていたところ面接相手の社長の表情が数秒曇りました。そして不採用となりました。前職の仕事内容を話した態度が「プライドが高い中高年」と映ったと今になっては思います。質問に答えただけなのに「プライドが高い中高年」という印象を与えたのです。

自分でいらないプライドに気づけないのですから、「捨てる」のではなく、態度や行動に注意して「プライドが高い」という印象を周りの持たせないことです。自己の内面を入れ替えることなど簡単にはできません。まずは演じてしまいましょう。「腰の低い中高年」を演じるのです。演じながら自分の内面と周囲との関係を後付けで少しずつ調整して行くことが良いと思ってます。

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