愚痴を言い切ったら前進を

50~65歳のキャリア

職場の愚痴を言うこと自体は、決して悪いことではありません。むしろ、自分の気持ちを整理したり、ストレスを和らげたりするために必要不可欠な手段と言えるでしょう。


しかし、同じ愚痴を繰り返し続ける場合は、注意が必要です。人間は根源的にネガティブな情報に惹かれやすく、上司の悪口に共感してくれる人がいるのも事実です。周囲の共感を得ることで、一時的なストレス解消は得られるかもしれませんが、同時にネガティブなエネルギーを周囲に撒き散らしている可能性も否定できません。


特に中高年の場合、「私はあの人(多くは上司)の弱点を見抜いている」という優越感に浸りながら、愚痴を言う人が見受けられます。彼らの真意は、上司の判断ミスや無能さを伝えたいというよりも、自身の優秀さを周囲に認めさせたいという欲求が根底にあると言えるでしょう。
愚痴を言いながらも、何ら積極的な行動を起こそうとしない場合、その人の成長や進歩は停滞している可能性が高いです。


愚痴を言ったら、それが自分自身の成長を阻害していないかどうか、一歩立ち止まって考える必要があります。 愚痴を言う必要のない場所まで、自分自身を引き上げる意識を持つことが重要です。

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