「あの人、また忘れてる」と言われる。

50歳を超える頃から、同時進行させる業務処理に弱くなります。1つに取り組むと他のことがおろそかになります。

Aという仕事が連絡を待たなければ進められないものだとして、保留としておきます。Aを保留している時間を使ってBという仕事に取り組みます。Bの仕事に集中してしまってAを忘れてしまうようなことです。忘れてしまうまでいかないとしても、Aに戻るときに時間がかかってしまう、脳にある記憶から前回していたこと(どこまで進んでいたか)を呼び起こすのに時間がかかってしまいます。職場では同時進行の数は2つではなく、もっと多いでしょうし、プロセスは複雑だと思います。

上記のような経験は若い人たちにはないので、職場では「あの人、また忘れてる」みたいな不信感につながって行きます。
まずは、このような能力の衰えを自覚することが大切です。自覚すれば、衰えに対策をしようと意識が生まれ、具体的な対策が生きてきます。

ある先輩は対応中の業務を視界に入れることを意識していました。ペーパーレス時代に逆行していますが、関連書類をバンバン印刷して机の上に置き、完了したらバンバン捨てます。視界に入れることで業務全体の進捗を把握し、漏れを防ぐことができます。

私も同時進行に弱くなってきました。書類の整理整頓に取組中です。同時進行対策を工夫することはシニア世代が職場で信頼されることにつながります。

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