自分はもっと尊敬される存在

50~65歳のキャリア

職場では、自分がもっと尊敬されるべきだと不満を感じる中高年の方々が多いようです。年下の同僚から尊敬されていないように感じるのでしょう。
厳しい言い方になりますが、尊敬されることを期待するのは得策ではないと考えます。過去にどれほどの実績を挙げたか、過去の高位の役職にあったかは、過去のものに過ぎません。
自己理解を深めるためには、自らに注目するのではなく、若い同僚に注目することが良いでしょう。若い同僚がどのような能力を発揮しているかを見ることは、職場での礼儀だと思います。
定年後の職に就く際には、自己理解が重要だと考えますが、まずは若い同僚の能力に注目すべきです。自らの現在の能力との比較が可能となります。目や耳、そして体力が衰えた自分、現在の仕事で利用できる知識などを若い同僚の能力と比較することで、自己評価が可能となるでしょう。
これらは考えたくないことかもしれませんが、老害社員にならないためにも、自己理解は重要なプロセスです。
自らを理解せずに尊敬される存在だと考えることは、順序が逆だと思います。

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